「辛い」✖️「旨い」✖️「香り」

３段階に分けて感じる辛味とは？
材料によっては、辛さの感じ方、味蕾から脳へ届くスピードが違うものがあります。
熟成七味の要になっている一つ「辛味」は、口にした瞬間、鮮やかな辛さが感じる青唐辛子。２段階目にスースーと痺れる感覚のする胡椒。最後は、後追いしてくるドスンと効いた辛さの赤唐辛子。

２段階に分けて感じる旨みとは？
口にする前に、嗅覚を刺激するのがトリュフとポルチーニの香りです。高級感のある芳醇な香りは、一振りした瞬間のイメージを具現化してしまうほどのパワーがあります。トリュフは、濃厚で土の香りが広がる上品なスパイスです。例えるなら、深い森の中で湿った土と微かなガーリックの香りが混じり合い、時にはアーモンドのようなほのかな甘みを感じさせる、非常に複雑でエレガントな風味です。料理に加えると、シンプルな一品でも一気に高級感を演出してくれます。一方、ポルチーニは、豊かなキノコの旨味と、木々の中にいるかのようなウッディな香りが特徴です。例えるなら、秋の森に咲くきのこの香りが凝縮され、しっかりとした肉厚感と甘み、ほのかなナッツの風味が調和した、まるで自然の恵みそのもののような存在感があります。ソースやリゾット、パスタに使うと、深い旨味を加えることができます。
２段階目の辛さの後に、ピンクペッパーのやわらかく甘みのあるフルーティーな香りが追随してきます。例えば、新鮮なラズベリーやストロベリーのような果実の瑞々しさと、ほんのり柑橘類の酸味、さらには柔らかなローズの花の香りを感じさせるため、上品で華やかな印象を与えます。料理に加えると、アクセントとしてそのフルーティーさと軽やかなスパイス感が、全体のバランスを引き締めつつ、華やかさをプラスしてくれます。
３段階目、香りの最終工程にはフライドガーリックのいかにも食欲を刺激して、どんなお料理でも「もっと食べたい！」と思わせてくれます。ニンニクを薄くスライスして油でカリッと揚げたもので、熱することで甘みが引き出され、通常の生のニンニクとはまた異なる、ほのかで芳醇な香ばしさが楽しめます。まるで黄金色に輝く小さなクリスプチップ。料理に散りばめると、サクサクとした食感とともに、まろやかで奥深いガーリックの香りがアクセントとなり、風味を一層引き立ててくれます。

３段階に分けて感じる旨みとは？
熟成七味の隠し技、秘伝の熟成方法で寝かせた部分です。
最初に感じるのは、当社完全オリジナルで製造した熟成させた梅塩です。まず最初に感じるのが塩のまろやかな塩味を感じます。使っている塩が特別なもので、地球を2000年かけて１周する海流の通過地点、ベトナムのカンホアというところで取れた海洋深層水を天日干しにした、まさに天塩にかけたミネラル豊富な天然塩を使って梅干しを付けた際に生まれる貴重な白梅酢を使います。梅の旨みが濃縮された梅塩を熟成させていますので、大変貴重なものを使っています。
２段階目に感じる旨みが、トリュフやポルチーニのきのこ独特のグルタミンの旨みです。
そして最終の仕上げにガーリックの旨みが口の中でサクサクと溶け出し、どの食材をワンランク上へもまろやかにコーティングします。